「二日酔い」対策に「ブドウ糖」が良いと聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ブドウ糖(=グルコース(glucose)とも呼ばれる)がなぜ二日酔い対策に良いのかを科学的な視点から解説いたします!また、コンビニなどで買えるブドウ糖が簡単に摂取出来る製品も併せてご紹介いたします。
二日酔いの原因&ブドウ糖の役割
と、本題に行く前に少し少し二日酔いの原因をいくつかご紹介・解説させてください。
というのも二日酔いの原因も対策も1つではなく複合的な要因によるものですので、ブドウ糖を取れば全てオッケーかというとそういう訳ではございませんので、そこだけ誤解の無いように解説をさせてください。
二日酔いの原因その1:脱水症状
二日酔いの原因の1つが脱水症状です。
アルコールには利尿作用があるため、お酒を飲むと尿の量が増えます。その結果、体は水分を失い、時間が経つにつれて次第に脱水症状になっていきます。脱水症状が進行すると、体内の水分バランスが乱れ、それが長時間続く事で頭痛や口の渇き、倦怠感などの症状につながります。
なお、尿からは大量の水分だけでなくナトリウムやカリウムなどの電解質も排出されてしまいますが、電解質が減ると脱水症状による不快な症状が強まりますので、飲酒後はポカリスエット、アクエリアス、経口補水液オーエスワン(OS-1)など電解質を含むスポーツドリンクを飲むことをおすすめします。
二日酔いの原因その2:アセトアルデヒドによる頭痛や吐き気
二日酔いの原因その2。それはアルコール分解の過程で出てくる毒性のあるアセトアルデヒドです。名前を聞いたことある方も多いかと思いますがアセトアルデヒドは有害な物質であり頭痛や吐き気などを引き起こします。
なお、アセトアルデヒドの分解能力は体質によってかなり異なりますので、人によってはあまり影響を受けない体質の方もいらっしゃいますが、反対にとてもアセトアルデヒドの影響を受けやすい方もいます。影響を受けやすい方はアセトアルデヒドへの対策も合わせてすることを激しくおすすめします。
※アルコールやアセトアルデヒドなどアルコール分解の仕組みやお酒の体質についての詳しい説明はこちらをお読み下さい。
二日酔いの原因その3:低血糖
二日酔いの原因その3。そしてお待ちかね。今回のテーマであるブドウ糖に関連する原因を説明をいたします。
二日酔いの原因の1つが低血糖。実はアルコールには体内で糖の生成を妨げる作用があり、これが二日酔いの原因につながります。
通常、食事から得られる糖分が足りない時には肝臓は体内の他の物質から糖を作り出す(糖新生と言います)のですが、アルコールにはこの過程を阻害する作用があるため、お酒を飲むと血糖値が下がることが知られています。
低血糖になると、疲労感やイライラ、集中力の低下などの症状が現れ、これが長時間続くことで頭痛などの不快症状につながります。お酒をたくさん飲んで寝た翌日に頭痛に悩まされるのはこれが原因の1つであると考えられます。
ちなみにお酒を飲むと炭水化物が無償に食べたくなるのも低血糖が理由ですが、ブドウ糖は特に即効性のあるエネルギー源として、この低血糖を補うことができますのでお勧めです。(炭水化物が体内で分解されると一部はブドウ糖になりますが、より素早くエネルギー源として使いたいと考えると直接ブドウ糖を摂ったほうが効率的で早いです)
二日酔い対策としてのブドウ糖の役割
ブドウ糖による肝臓へのエネルギー補給
二日酔いの対策には、水分補給が最も重要なことは言うまでもありませんがが、それに加えてブドウ糖を含む食品や飲料を摂取することで、肝臓の負担を軽減し、低血糖を防ぐことができます。
ブドウ糖は肝臓がアルコールを分解する際のエネルギー源の1つとなり肝臓の働きをサポートしますので、お酒を飲んだ時はぜひ積極的にブドウ糖を摂取してください!
ブドウ糖の働く仕組みをもう少し詳しく解説
ブドウ糖がどのようなプロセスで体で働くのかを補足的にもう少し詳しく解説しておきます。
ブドウ糖(グルコース)は基本的に糖質から分解され肝臓にグリコーゲンとして蓄えられます。肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、出番が来るとまたグルコースとなり放出され、体のエネルギー源となります。
お酒の分解は基本的にグリコーゲンから供給されるグルコースを必要としますが、お酒をたくさん飲むと体内のグリコーゲンが次第に枯渇していきます。それによりお酒の分解が滞り、結果として二日酔いになりやすくなるという訳なのです。
なお、実は肝臓は糖質以外からもグルコースを生成できるのですが(これを糖新生と呼ぶ)お酒を飲んでいる時には肝臓は何よりもアルコールの分解を優先するため、糖新生が起こらずこれもグルコース不足の原因となります。
ビタミンB1がブドウ糖の効果を上げる:豚肉がおすすめ
なお、ブドウ糖と同時に摂るとおすすめの成分があります。それがビタミンB1。
実はビタミンB1にはブドウ糖の代謝を助け、エネルギー生成を促進する作用があります。
ビタミンB1はアルコールを摂取によりかなり消耗されるためビタミンB1は単体でも補給が必要な成分ですがブドウ糖との相乗効果という意味でもとても良いですので是非ビタミンB1も合わせて摂るようにしてください。これにより、肝臓の負担をさらに軽減することが期待できます。
ビタミンB1は食べ物では豚肉に多く含まれていますのでお酒を飲むときは豚肉を積極的に食べましょう!
ブドウ糖を多く含む食品は?
ブドウ糖を多く含む食品は、はちみつの他、まさにその名の通りブドウ(干しブドウにさらに多く含まれる)やバナナなどの果物などがあります。
はちみつの割合はブドウ糖(グルコース)20-40%程度、果糖(フルクトース)が30-40%程度%、ショ糖(スクロース)などその他の糖が5%前後と言われています。はちみつに含まれる糖質は100gあたり81.9gですので、ブドウ糖を大体の必要量である6g摂取したい場合は大さじ一杯ぐらい摂れば十分でしょう。
糖質の取りすぎは肥満の原因や糖尿病にもつながりますので、必要以上に取りすぎず適量の摂取を心がけましょう!
ブドウ糖を効率的に摂るコンビニ製品①ウイダーinゼリーラムネ味
最近ではコンビニでもとても優秀なブドウ糖含有量の高い製品もたくさん出ていますのでいくつか紹介しておきます。
このウイダーinゼリーのブドウ糖はまさに、ブドウ糖を効率的に摂取できる優れものです。最近人気になってきておりどこのコンビニでも見つかるので飲んでみてください。味もラムネ味で美味しくおすすめです!
ブドウ糖を効率的に摂るコンビニ製品②ラムネ
昔懐かし、誰もが食べたことがあるこのラムネ。実は二日酔い対策にも優れモノです。
なお、一般的な人間が1時間で約6gのブドウ糖を消費するというデータがあり、森永さんの推奨としては、このラムネについては一度に6gが適量となっています。
小さいほうのラムネですと1粒に0.6gの糖質を含んでいるようですので10粒で6g。大きいほうだと1粒0.9gなので6gを摂取する場合、6から7粒ぐらい目安に食べると良いでしょう。
ブドウ糖を効率的に摂るコンビニ製品③ファンタグレープ
さすがグレープ(ブドウ)だけあって、350mlに20gもブドウ糖が入っています。他にはコーラも比較的多くて18g程度ありますので、お酒を飲んだ帰り道に、水分補給も兼ねて、ファンタグレープやコーラをグイっと飲むのも良いですね!
まとめ
繰り返しになりますが、二日酔いの原因は1つではなく、いくつかの複合的な要因が合わさって起こります。
しかしその中の1つ低血糖に対する対策としてブドウ糖の摂取はとても有効ですので、ぜひお酒を飲んだ時はブドウ糖を効果的に摂取いただき、二日酔いを軽減させていただければと思います!
その他、やはり根本的な対策として適度な飲酒と十分な水分補給はとても重要ですので、ぜひ飲み過ぎには気をつけつつ、楽しいお酒の席を過ごしましょう。
みなさまの二日酔いについての理解がさらに深まり、お酒を飲んだ翌日も元気に過ごしていただければと思います!
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